6年生保護者面談を終えて

5月29日(土)で6年生の保護者面談がすべて終了いたしました。

保護者の皆さまにはお忙しいところご足労いただきましたことを、重ねて感謝申し上げます。

 

各ご家庭30分程度の面談でしたが、ご家庭と塾の連携を図るいい機会になりました。

教科ごとの捗り具合、これからの課題などをこちらから提案することもできました。また、子どもたちのご家庭での様子もお聞きできました。塾としての子どもたちへのより良い関わり方を考える判断材料にしていきたいと思います。

そして、リベラ進学塾は中学受験を専門としており、高校受験指導をしていないからこその提案もできたと思っております。

 

■今回の面談で、あるご家庭にて実践していることで、印象に残ったことを記しておきたいと思います。

その生徒さんは理科と社会がよくできます。正確には6年生にあがってから安定して得点するようになっています。何か特別なことをされているのか伺ったところ、拍子抜けしたように「ただの一問一答です。」と仰るのです。

よくよく聞いていると、隙間時間で親子で塾のテスト範囲を一問一答をすることが生活の中に浸透しているようです。たとえば、外食をするときに食事が出されるまでの時間を使ったり、塾が始まるまでの少しの時間を使っているとのことです。

隙間時間の活用なんて、耳にたこができるほど聞かされていますし、そんなこと大人なら誰でも分かっているはずです。

しかし、いざ実行するとなると、難しいのが実情でしょう。

 

■では、どうすればいいのか。

毎日一問一答の時間を作ろうとするのではなく、生活の中にすでにあるものにきっかけを作ってみてはどうでしょうか。以前、指導していたご家庭の成功例として、送迎時の車の中で親子で一問一答をするというものがありました。塾の送迎時はもちろん、塾以外の習い事の際も、送迎のときは必ず一問一答をすることで習慣化させました。

暗記を着実にこなす生徒さんは、学習に対する態度がしっかりしています。その態度が、のちのち受験期の踏ん張りの土台を作ってくれます。中学受験は算数が鍵になるとは言え、理科と社会の暗記で失点しないことは合格点を取るための絶対条件です。そして強調しておきたいことは、4教科をフラットに偏差値50台半ばを取っているより、1教科でも勝負できる尖ったものを持っていることは、勝機を見出せます。その尖った1教科が心のよりどころになるのです。その1教科が理科でも、社会でも構わないのです。

ご家庭でちょっとしたことを習慣づけることは、そうそう簡単なことではありません。しかし、小さなことでもそれが半年、1年、1年半続けば想像を絶する大きな力となるのです。

 

 

■蛇足ながら一つ追記させてください。

6年生には、理科の宿題で入試問題の過去問を解かせています。その過去問の内容が面白いとお褒めの言葉をいただきました。厳選した入試問題にあたることによって思考力と理科への興味を持たせることが狙いです。

そうです。授業でも盛り上がってます。

ご理解いただきありがとうございます。